平屋にする理由と2階建てにする理由 広島 平屋
投稿日:2020年06月22日
弊社では、家づくりの依頼を受けた時、 敷地が広さ的にも法令的にも問題ないなら、 平屋を基本として、 間取りプランを提案するようにしています。 そして、その実現が難しい場合に限って、 2階に部屋を乗せていくようにしています。 というのも、 これから先の暮らしのことを考えると、 平屋の方が、あなたに圧倒的に多くの メリットをもたらすからです。 おはようございます。 スタッフの上西です。 まず、当たり前のことですが、 平屋は2階建てよりも、 耐震性に優れています。 平屋が2階建てよりも耐震で優れている理由 その1:平屋は上からの荷重が少ないから 一般的な2階建て住宅の場合、 2階に寝室や子供部屋といった部屋が配置されるし、 スペースが余りがちな2階に、 納戸やクローゼットなどがつくられます。 つまり、2階は部屋が細かく 仕切られることになるため、 柱や壁の量が必然的に多くなり、 1階に比べ重くなりがちだということです。 また、暮らしの中心となるリビングダイニングを、 明るく開放的にしたいという要望から、 1階には大きな窓を設置するのが一般的ですが、 窓を多くつくればつくるほど、 その分、1階の壁が少なくなってしまいます。 この結果、一般的な2階建て住宅は、 必然的に耐震バランスが 悪くなってしまうというわけです。 その2:平屋は風の抵抗を受けにくいから 家は、地震の時だけ揺れるのではなく、 日常的に風によっても揺れているのですが、 もちろん、この風の抵抗も、 平屋に比べると、2階建ての方が、 より多く受けることになります。 ましてや、先程ご説明させていただいたように、 2階部分は柱や壁も多く、 重くなりがちであることから、 よりいっそう、風の抵抗を受けることになります。 そして、この積み重なりが、 徐々に、耐震金物を緩めていくことになり、 当初計算していた耐震強度を、 保てなくなっていってしまう・・・ というわけです。 その3:平屋は車両の通行による振動の影響も受けにくいから また、日常的な風の抵抗を受けるのと同じように、 車両の通行によっても家は揺れます。 幹線道路に沿った土地で家を建てる場合などは、 重量車両も通行するようになるため、 なおのことですね。 そして、この揺れによってもまた、 耐震金物が緩んでしまうため、 当初計算していた耐震強度を 保てなくなっていってしまう・・・ というわけです。 このような理由から、 耐震面において、 平屋は2階建てよりも優れている というわけ、なんですよね。 まー、実際に地震が起こった時も、 平屋の方が、地震から受けるダメージそのものも、 2階建てに比べて少ないのは間違いないので、 その後の暮らしの安心度合いも違うでしょうし、 地震によるダメージの補修も、 2階建てに比べて少ないのではないでしょうか? そういった点からも、 2階建てありきで家を考えるのではなく、 「まず基本は平屋から」始めるように していただければと思います。 それでは、、、![]()