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頭金は入れたほうがいいのか?  広島 平屋ブログ 投稿日:2023年02月27日

 

資金計画の時に

よく質問されることの一つが

「頭金を入れた方がいいのかどうか?」

ということです。




もちろん、入れなかった頭金を

そのまま銀行の口座の中に

ずっと眠らせておくつもりなら、

99.9999%入れた方がいいのですが、

(住宅ローン金利1%に対して、

普通預金金利が0.001%だからです)

今回は、少し違った視点から

この答えを考えていってみたいと思います。




おはようございます。
スタッフの上西です。


では、総予算を3500万円として、

500万円を頭金として入れる場合と

全く入れない場合とで比較してみましょう。

それぞれ35年返済、全期間固定型、金利1%で

数字をはじき出していきますね。




頭金を入れない場合




この場合、

毎月の返済額は98,799円となり、

総支払額が41,495.820円となります。

(98,799円×12ヶ月×35年)

つまり、支払利息は

6,495,820円だということですね。




一方で、一切手をつけてない、

頭金として準備していた500万円を、

今後35年間、毎月コツコツと

積み立て投資していくと仮定します。

500万円÷35年÷12ヶ月=11,905円を、

毎月積み立てていくというわけですね。  




そして、その運用利率が毎年約2%だとしたら、

ざっくりと計算してみると、

この500万円というお金は、

35年後には約2倍の1000万円

にまで増えることになります。




では続いて、この比較対象として、

頭金として500万円入れた場合、

どうなるのかについて

計算していきたいと思います。




頭金を入れる場合




この場合、

借入額が3000万円となるので、

海月の返済額は84,685円となり、

3500万円借りた時よりも、

毎月の返済額が14,114円少なくなります。




そして、総返済額が35,567,804円となるので、

支払利息が5,567,804円となり、

3500万円借り入れする時よりも、

928,016円少なくなります。




では、毎月のフローとなる

この14,114円を先程と同じように、

今後35年間、毎月積み立てし、

同じ利率(2%)で増えていったとしましょう。




となると、

14,114円×12ヶ月×35年=5,927,880円

が約2倍に膨れ上がることになるので、

ざっと35年間で600万円弱増えた

ということになります。




そんなこんなで結論




こうやって数字で表してみると

非常に分かりやすいのですが、

頭金は入れないよりも

入れた方がいいということが

お分かりいただけたのではないかと思います。




この例で言うなら、頭金を入れた方が

利息を約90万円圧縮しつつ、

積み立てによって約100万円

余分にお金が増えているわけですからね。




もちろん、この比較は選ぶ住宅ローンの種類や、

積み立ての方法によって違ってくるので、

一概には言えないんですけどね。




とはいえ、

単純に理屈で考えてみたところ、

頭金は入れないよりは入れた方が

よりお金を手元に残しやすくなる

ということなので、

もし、それに迷っているようならば、

頭金は入れるようにしてもらえたら

いいんじゃないかなと思います。




ただし!

頭金を入れるからといって、

不用意に予算を上げてしまわないようにだけ

注意していただければと思います。




手元に残る貯金はなくなってしまうわ、

毎月のフローもなくなってしまうわ、

では増やす元手がなくなってしまうだけですからね。




それでは、、、
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ローンの返済期間は短い方がいいのか?  広島 平屋ブログ 投稿日:2023年02月23日

住宅ローンの支払利息は、

返済期間が長くなるほど大きくなっていきます。

例えば、3000万円を銀行から1%の金利で、

全期間固定で借り入れする場合、

35年返済にすれば、

毎月の返済金額は84,685円となり、

総返済額は35,567,804円となります。

(84,685円×420回払い)

一方で、30年返済にしてみると、

毎月の返済は96,491円と

先程より11,806円上がるものの、

総返済額は34,736,908円となり、

先程より830,896円減ります。

そんなこんなで、

そもそも返済が可能だとしたら

35年返済でローンを組むよりも

30年返済で組んだ方がいいんじゃないかと

普通は思ってしまうのですが、

実はそうでもないので、

今回はその理由について

お伝えしていきたいと思います。

おはようございます。

スタッフの上西です。

では、分かりやすく数字でお伝えしていくので、

面倒くさがらずについてきてくださいね!

とっても大事なお金の話ですから。

︎11,806円の使い方

先程35年返済と30年返済では、

毎月の差が11,806円あるとお伝えしましたが、

このお金の運用方法によって、

30年選ぶべきなのか35年を選ぶべきなのかが

違ってきます。

・銀行に定期預金をする人

「貯金=銀行」という選択肢しかない人は、

出来るだけ返済を短くすべきです。

理由は、銀行の預金金利より

住宅ローン金利の方が高いからだし、

銀行にお金を預けていても全くお金は増えないからです。

では、銀行の定期預金金利は0.002%なので、

それでどれくらいお金が増えるのか

簡単に試算してみますね。

(年間貯金)

11,806円×12ヶ月=141,672円

(年間利息)

141,672円×0.00002=約2.8円

かつ、ここから税金が約20%引かれるので、

2.8円×0.8=約2.3円

ねっ?

金利が低くてお金が増えないことを

知っている人は多くても、

さすがにここまで酷いとは

思ってなかったでしょ?

なので、無難に銀行にお金を預ける

という選択肢しかないぐらいだったら、

返済期間を短くして

金利を圧縮した方がいいというわけです。

・積立投資を始めたいと思っている人

こう思っている人は、

返済期間を35年に設定し、

投資資金を捻出することをオススメします。

では、仮に先程の11,806円を

35年間ずっと毎月(毎日)積み立てていき

年平均2%ずつお金が増えていくとしたら、

いったいどうなるのでしょうか?

(1年目)

11,806円×12ヶ月×1.02=144,505円

(2年目)

(144,505円+11,806円×12ヶ月)

×1.02=291,900円

(3年目・・・)

という風に計算していってみると、

35年後には預けたお金が、

2倍近くまで膨れ上がることになります。

つまり35年間の総投資額の

11,806円×12ヶ月×35年=4,958,520円が

約992万円になっているということです。

もちろん、この場合も増えた分には、

約20%税金を取られるので、

これも考慮すると増えたお金は

ざっと396万円ぐらいですけどね。

そんなこんなで、

個人的には無理に返済を短くするよりも、

余力をつくり、その資金を

積立投資に回した方がいいと

思っているというわけです。

人生100年時代になると考えると、

老後生活がそんなに長くなっても

毎日退屈でしょうから、

私たちの世代は35年後も当たり前のように

仕事をしてそうですしね。

住宅ローンにはもしもの時に備えて、

掛け捨ての生命保険だって含まれていますしね。

ということで、

家づくりをする時には、

積立投資をする余力を残した上で、

返済額を決めてもらえたらと思います。

もちろん、先のことなんて誰も分からないし、

積立投資には多少なりともリスクはつきものです。

しかし、今は「iDeCo」や「つみたてNISA」といった

税金を優遇する制度もあり、

これらを利用しないなんてことは

メチャクチャもったいないことです。

なので、こういったお金のことも勉強した上で、

住宅ローンの商品選びや返済額や返済期間の設定を

してもらえたらと思います。

それでは、、、

 

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短期的思考と中長期的思考  広島 平屋ブログ 投稿日:2023年02月14日
家を建てれば、

隣近所に気をもむことなく

子どもたちをのびのびと

遊ばせてやれるようになります。




また、子どもたちに自分の部屋を

与えてやることが出来るので、

自分の部屋が持てることに

きっと大喜びすることでしょう。




そして、子どもたちが喜ぶ姿を想像すると、

なおのこと家を建てることに

ワクワクしてくると思いますが、

家を建てる時は、

子育て中のことだけじゃなく、

子育て後のことまで見据えて、

間取りを考えなければいけません。




言い換えるなら、子どもたちは

やがて家を出ていく可能性が高いので、

そうなった時に備えて、

子ども部屋は使い勝手よくつくっておいた方がいい

というわけですね。




おはようございます。
スタッフの上西です。


では、これからの暮らしを

時系列で考えてみた上で、

子ども部屋はどうつくるのがベターなのかを

一緒に考えていきたいと思います。




子どもたちが小さいうち




多くの方にとって家を建てる時は、

おそらく子どもたちが小さい時だと思いますが、

では、小さな子どもたちにとって使いやすい部屋とは、

一体どんな部屋なのでしょうか。




例えば、一般的に

子ども部屋は2階につくられることが多いですが、

残念ながら小さな子どもたちは

2階にある自分の部屋を全く使いません。

小さな子どもたちは

絶対に親から離れた場所で過ごさないからです。




となると、子どもたちのおもちゃや絵本などは、

自分たちの部屋ではなく、

リビング周辺に置かざるを得ないか、

あるいは、それが嫌なら

1階にもう1つ部屋か大きな収納を

つくらざるを得なくなります。




結果、前者の場合、

リビングが片付かなくなり、

イライラしながら過ごすことになるし、

後者の場合、家づくりのコストが跳ね上がり、

ローンに負荷がかかってきます。




一方で、子ども部屋を1階につくると

余分な部屋も余分な収納もつくる必要がなくなります。

子どもたちが自分の部屋を使いやすくなるからです。




結果、家づくりのコストを抑えやすくなる上、

リビングが片付きやすくなり、

いつもスッキリした家を保ちやすくなります。




つまり、友達が突然やってきても

焦ることなく迎え入れることが出来るし、

散らかった部屋にイライラしながら

過ごす可能性も圧倒的に低くなるというわけですね。




そんなこんなで、

子育て期間中にフォーカスすると

子ども部屋は1階につくる方が

ベターだというわけです。




思春期を迎えた時




では、子どもたちが成長し、

思春期を迎えた時はどうでしょうか。

この場合、子ども部屋が1階だと、

子どもたちのプライバシーが

低くなりそうな気がしますよね。




子どもとて、それなりの歳になれば、

親との距離を取りたくなるものですからね。




ゆえ、自分たちの昔のことを思い出してか、

この時期に備えて子ども部屋を2階につくるのが

当たり前になっていると思いますが、

実は、間取りのつくり方次第で

1階に子ども部屋をつくりつつも

それなりにプライバシーをとってやることも出来ます。




なので、この時期のことが

どうしても気になる方は、

その旨をお伝えいただければと思います。




この時期に最もフォーカスすると、

幼少期はもちろん、これから説明する将来にも

困ったことが起きやすくなってしまいますからね。




歳をとってから




子どもたちが出て行った後は

夫婦2人だけの生活がずっと続くことになります。




そして、時が過ぎ、

やがて誰もが年寄りとなるのですが、

この家でずっと暮らし続けていく以上、

これも想像しておかないといけません。




では、子ども部屋も寝室も2階にある

2階建ての家を建てた場合、

数十年後どのような暮らしになるのでしょうか。

おそらく2階は全く使わないと思いませんか。




また、健康ならまだしも、

やがて足腰が弱ったり事故などで

体が不自由になってしまったら

どうなるのでしょうか。




日常生活で支障なく暮らせるように

部屋を増築せざるを得なくなりますよね。




そんなこんなで、

老後のことを想像してみると、

子ども部屋を1階につくっておく方が

いいというわけですね。




使わなくなった子ども部屋を、

部屋や収納として使えば、

わざわざ貴重な老後資金を捻出して

増築する必要ありませんからね。




家づくりに必要な柔軟な思考




このように考えてみると、

子ども部屋って2階につくるより、

1階につくった方がいいかなとか、

1階につくるのもありかな

と思っていただけたのではないでしょうか。

  

これはあくまで一例ですが、

実は、家づくりには子ども部屋の考え方のように、

なぜか勝手に決めつけてしまっている

セオリーというのもがいくつもあります。




そして、それらは家づくりの範囲を大幅に縮め、

かつ暮らしにくさをつくりだす原因になっていたり、

コストがかさむ原因になっていたりします。




なので、人から聞いた話を鵜呑みにし、

そのままを実行するのではなく、

こういった視点でも考えた上で、

家づくりをしていただけたらと思います。




それでは、、、

 

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住宅の現状と予算計画のアップデート  広島 平屋ブログ 投稿日:2023年02月11日
建築価格が急上昇した現在、

これから家を建てる人が心がけておくべきことは

これまでの価格を基準に考えないこと、

そして、同じ予算で建てるためには、

家のサイズを抑えなければいけないということ、

ではないでしょうか。

  

おはようございます。

スタッフの上西です。




では今回は、

これからはどのように家づくりをすべきなのか

考えていきたいと思います。




年収400万円の夫と年収200万円の妻の

共働き世帯が家を建てると仮定して、

世帯年収600万円のご夫婦の場合、

どのように考えたほうがいいのか

個人的な意見を述べていきたいと思います。




まず、この世帯の手取り収入を

毎月に換算するとざっと36万円ぐらいになるのですが、

このうち奥さんの収入は

出来るだけ多く「貯金」していくべきだと考えています。




子供たちの教育資金、

家の維持管理費用、やがて必要となる増改築資金、

老後資金の積立など、

これから先に向けて準備しておくべき費用が

たくさんあるからです。




そんなわけで、

個人的には、ご主人の給料の範囲内で

実現出来る家づくりを行うことが

ベストであると考えています。




具体的には、毎月の返済額は

手取り金額の3分の1以内、

つまり、手取りが24万円だとしたら

どう頑張っても8万円が限界ではないでしょうか。




︎8万円の返済で出来る家づくり




では、毎月の返済額8万円では、

どのような家づくりが出来るのでしょうか?

頭金もなくて、固定金利という選択肢が

もっとも現実的な場合で考えていってみましょう。




この場合、銀行から借りられる金額は、

2850万円前後となります。

それゆえ、この予算の中で、

土地を買い、家を建て、外構工事をし、

諸経費を払わなければならないのですが、

冒頭でお伝えしたように、

家だけで2000万円を超えるのが

当たり前となりつつある今、

土地を買い、家を建てるのは、

なかなか現実的なことではありません。




外構工事と諸経費を合わせると、

ざっと300万円〜400万円ほど

かかりますしね。




そんなわけで、

仮にあなたやあなたの配偶者の実家に

土地があるとするならば、

有難くそれを使わせてもらうことを

まずは検討すべきだというのが個人的な考え方です。




とはいえ、どうしてもそれは嫌だ

という方もいるでしょうし、

そもそも、そんな土地がないため

絶対に買わないといけないという方もいるでしょう。




では、そんな方はどうすべきなのか?

この場合、考えるべきことは、

まず家をコンパクトにすることです。

かつ、住むエリアにこだわらないこと、

そして、土地の形や広さ、道路の向きにも

こだわらないことです。




さらに、それでも家の予算はオーバーすると思うので、

車にかけるお金も圧縮すべきだし、

これにプラスして収入を上げる方法を

夫婦で話し合って具体的に考えるべきだと思います。




奥さんの収入を増やす方が現実的だとしたら、

家事や育児の分担を変えるべきだし、

ご主人の収入を増やす方が現実的だとしたら、

負荷をかけてもっと働くといった感じで。




もちろん、これから先に備えた貯金を削り、

その資金を家づくりに充てれば

こんなことをしなくても、

買いたい場所で土地を買い、

建てたい家を我慢することなく

建てることも出来るでしょう。




しかし個人的には、

それは懸命な選択だとは思いません。

必ず、後からなんらかの皺寄せがやってくるし、

貯金がなければ心にゆとりが全く持てなくなるからです。




なので、これらのことを全て踏まえた上で、

家づくりの予算を計画してもらえたらと思います。




それでは、、、

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恐ろしき子供たちにかかるコスト  広島 平屋ブログ 投稿日:2023年02月6日
性格的に「今よりも昔がよかったー」

なんて思うことは1ミクロンもないのですが、

2つだけ後悔していることがあります。




1つは、もっと若いうちから

金融リテラシーをつけておきたかったなー

ということ。




そして、もう1つは、

高校時代に性根を入れて勉強して

大学に行っておけば良かったなー

ということです。




おはようございます。
スタッフの上西です。

もちろん、前者に対する後悔の方が

圧倒的に大きいのですが、

その理由は、20年早く今ぐらいの知識があれば

間違いなく手元にある資産が2倍以上違うからです。




そんなわけで、

子供たちには学校を卒業するまでに

お金の知識をつけてあげなければと思っているのですが、

それと同時に、無事に大学まで卒業させてあげることも

親としての大切な役割ではないでしょうか。

後々の人生の選択肢というか

可能性が増えるでしょうからね。

   

ただ、そうしようと思うと、

とんでもないお金が必要となるのも

また一つの事実ではあるので、

今回は、現在娘たちにかかっているリアルな費用と

大学進学費用として試算している

数字をお伝えしたいと思います。




子供たちを大学に行かせてやりたい

と思っている方は、

この費用のことも考慮した上で、

家を建てるべきなので、

一応参考にしてみてください。




まず、うちの娘たちは

中学から塾に通っているのですが、

中学の塾代は1教科につき1万円もします。

つまり、数学と英語の2教科を習うとしたら、

1人月に2万円ずつ必要だということですね。

(学校の授業料は子ども手当で賄えるので省きます)




また、上の娘は現在高校生なのですが、

凡人が国立大学を目指すとなれば、

1年生からドップリと塾生活に浸らざるを得ません。




そして、その費用は年を追うごとに上がっていき、

1年生の時は月1.5万円程度、

2年生の時は月2.5万円程度、

3年生になると月5万円程度必要となります。

そして、これに加えて3年間、

授業料と教材費がそれぞれ月約1万円ずつ必要となります。

  

では、最後に大学の費用についてです。

これに関しては、

選択肢を縮めてしまわないためにも、

県外に行くことを覚悟しておいた方がいいと思っています。




なので、まずは授業料の他に、

家賃と生活費と光熱費として

毎月10万円はかかると試算しています。




あとは、授業料ですが、

授業料については国立に進むのか?私立に進むのか?

そして私立の場合文系なのか理系なのか?

によって大きく異なりますが、

我が家は今のところは国立一択で進んでいます。

ゆえ、授業料として月約5万円が必要だ

ということになりますね。




それでは、これらを全部合わせて計算してみますね。

中学:2万円×36ヶ月=72万円

高校:3.5万円×12ヶ月+4.5万円×12ヶ月+7万円+12ヶ月=180万円

大学:15万円×48ヶ月=720万円

合計:72+180+720=972万円

が、子供たち一人あたりに必要だということですね。




そんなこんなで、

これから家を建てる方たちには、

これらの費用を早い段階から少しでも貯めていくことを

オススメしている次第です。

  

ということで、

前回の修繕積立金と今回の教育資金も考慮した上で、

家づくりの予算の計画を立ててくださいね。




ちなみにオススメは、

銀行に貯金していくのではなく、

また学資保険をかけるでもなく、

つみたてNISAで積み立てしていくことですが、

まずはその原資を家づくりに

使ってしまわないように気を付けて下さい!




それでは、、、




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一戸建ての修繕積立金  広島 平屋ブログ 投稿日:2023年02月3日
分譲マンションを買った場合、

住宅ローンの返済とは別に、

共有スペースの維持管理費用として

「管理費」が必要になるのと、

やがて必要となる外壁の修繕や

エレベーターの故障などに備えて

「修繕積立金」が必要になります。

(駐車場代も別にかかります)




ゆえ、分譲マンションの購入時には、

単純にマンションの価格だけを

見ればいいわけではなく、

これら別途費用のことも考慮した上で

検討しなければいけません。




一方で、一戸建てを買う場合は、

そもそも管理費も必要なければ、

駐車場代も必要ないし、

修繕費用の積立も

分譲マンションのように

義務化されているわけではありません。




ゆえ、ついつい修繕費用についての見立てが甘くなり、

その分、家に予算を突っ込んでしまいがちなのですが、

これでは間違いなく将来困ることになるので、

建てる前にこれらの費用についてもある程度試算し、

コツコツと積み立てていく必要があります。




おはようございます。
スタッフの上西です。
では今回は、

それらにどれくらいかかるのかと、

どれくらい積み立てしていった方がいいのか

についてお伝えしていきたいと思います。

  

︎60年住むことを前提として試算




家を建てる年齢も、

いつまで生きるのかも人によって違うので、

取り急ぎ35歳で家を建て95歳まで生きる

という前提のもとで考えていってみましょう!




まず必要となるのが

外壁や屋根などの外部塗装費用です。

では、これが約15年に1回のペースで

必要になるとして、

毎回その費用に150万円かかるとしたら、

生涯で3回ほどこの費用が必要となります。

つまり150万円×3回=450万円ですね。




また、30年〜35年後には、

キッチン・お風呂・洗面・トイレなどの

水周りもリニューアルすることになるでしょう。




それゆえ、これらのリフォーム費用も

計上しておかないといけないのですが、

おそらく、このタイミングで

床や壁などもリフォームすると思うので

これらには360万円ぐらい予算を取っておきましょう。




さらに、忘れてはいけないのが家電にかかるお金です。

電化製品は基本10年ごとに故障すると言われているし、

製品のクオリティもどんどん進化していくでしょうしね。




なので、これらについても拾い出しておく必要があります。

まずはエアコンですね。

子供たちが2人居るとして考えてみましょう。




この場合、リビングと部屋を合わせると

合計4台のエアコンが必要ですが、

リビングと寝室はずっと部屋を使い続けるので、

5回買い換えが必要ですね。




一方で子供たちは途中で家を出て行くので、

おそらく1回しか買い替える必要がない

可能性が高いのではないでしょうか。




となると、今後エアコンにかかるトータル費用は、

リビング用の価格を取付費も合わせて20万円、

それ以外の費用を10万円ずつと考えると、

20万円×5回+10万円×5回+10万円×2台×1回

=170万円ということになります。




では、続いては冷蔵庫と洗濯機です。

これらは、思っているより高いし、

間違いなくこれから先もずっと必要なモノなので、

しっかりと予算に組み込んでおくべきですね。




ということで、

冷蔵庫が25万円で洗濯機が15万円だとして、

(ドラム式 or 縦型+乾燥機の価格です)

10年ごとに買い換えるとしたら、

これらには合計で200万円ほど必要ですね。




このほか、テレビやパソコン、

レンジや掃除機、ジャーなどなど

細々した家電製品もありますが、

これらを合わせた分にも

10年ごとに20万円ぐらいかかるとして、

合計100万円の予算をみておきましょう。




いわゆる、これら全てを合わせた金額が、

生涯メンテナンス費用としてかかる

というわけですね。

足してみると1280万円です。




では、これらのお金は

今後60年の間で必要となるお金ですが、

出来れば働けるうちに

このお金を貯めておきたいですよね。




歳をとり収入が減ったり、

あるいは、なくなった状態で、

大きなお金がまとまって出て行くのは、

精神的にもかなりキツイですからね。




となると、かなり高い確率で

健康で働くことが出来るであろう

これから30年の間で、

これらのお金を貯めていかなければいけません。




つまり、1280万円÷30年=42.6666666万円

月に換算すると約3.5万円ずつは修繕費用として、

お金を置いていった方がいいということですね。




ねっ?思っているより、

だいぶ多くお金がかかるでしょ?




そんなこんなで、

この積立資金のことも考えた上で、

毎月の返済金額を決めるべきだ

というわけですね。




間取りづくりの重要性




そして最後に、

もう1つ大切な考え方について

お話したいと思います。




それは、将来増築しなければ

いけないような間取りづくりを

絶対にしてはいけないということです。




将来、水回りも含めたリフォームの時、

増築までしなくてはいけないとなると、

さらに300万円〜500万円ほど

余分な出費が必要となるからです。




つまり、さらに毎月1万円以上の

お金を積み立てしていかないといけないか、

あるいは、大切な老後資金から

そのお金を捻出しなければいけなくなる

というわけです。




ということで、

間取りもお金も将来のことまで見据えた上で

計画していただけたらと思います。




それでは、、、
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