家づくりの前提を見直す 広島 平屋ブログ
投稿日:2022年09月23日
家づくりをしていると、 知らない間に常識や当たり前が たくさんアンカリングされていきます。 その代表的なこととして、 「部屋は南につくり、 部屋じゃないところは北につくる」 という常識がありますが、 では、このルールに則って間取りを考えると、 一体どんな家になるのでしょうか? おはようございます。 スタッフの上西です。 ということで、 土地の向きごとにどんな家になるのか? それぞれ考えていってみますね。 ✔︎土地が北向きの場合土地が北向きの場合 家の正面が北になりますが、 部屋以外を北につくると 家の正面が不細工になってしまいます。 理由は水回りが北にあることによって、 窓と換気扇が北面にたくさん出来てしまうこと、 かつ階段が北にあることによって 中途半端な位置に窓が出来てしまうことです。 しかも、外壁の汚れは 窓や換気扇を原因として発生する上、 直射日光が当たらない北面は なおのこと汚くなりやすいので、 経年とともにより不細工になっていってしまいます。 外壁の塗り替えの周期も早まりかねないですしね。
✔︎土地が南向きの場合 土地が南向きの場合、 家の正面には大きな窓がたくさん出来ます。 すべての部屋が南に配置されるからです。 結果、間取りが全部分かってしまいます。 また家の中も外から丸見えになってしまいます。 さらに台風の時に一番強烈に風が当たることになります。 なので、これらの問題を解決するために 外構工事(庭)により多くのお金をかけることになり、 大きな窓にカーテンが必要となり、 大きな窓にシャッターが必要になります。 要するに、悪い防犯性とプライバシー性、 そして低い安全性をカバーするために、 余分なコストをかけざるを得なくなってしまう というわけです。 ✔︎土地が東・西向の場合
土地が東向きと西向の場合、 南に部屋を配置しても正面である道路から 部屋の中が丸見えになりにくいし、 水回りや階段が北にくれば 見た目も悪くなりにくかったりします。 しかし、これらの土地の場合、 土地の間口が広くないと せっかく南に大きな窓をつくっても そこにほとんど光が入ってこない、 という最悪の現象が起こります。 (これは北向きの土地も同じですね) また、それに加えて リビングから見える景色が前の家の裏側(北側)なので、 外構工事によってこの問題を解決しておかないと、 最悪の景観の中で暮らし続けないといけなくなってしまいます。 (これも北向きの土地も同じです) ✔︎これらの問題の解決策 このように、 この常識を前提に間取りを考えてしまうと、 どんな土地でも暮らしていく上で なんらかの問題を抱えることになるし、 この前提ありきでは これらの問題に対するいい解決策はありません。 では、どのようにすれば これらの問題は解決出来るのか? その答えはごく簡単で、 「この前提を頭から消し去ること」です。 要するに「部屋は南で部屋以外は北」 という概念を取っ払えばいいんですよね。 そうすれば自ずと解決策は出てきます。 北向きの土地であれば、 北に水回りや階段を配置しなければいいだけの話だし、 南向きの土地であれば、 南に全部の部屋をつくらなければいいだけの話ですからね。 例えば、階段というスペースは 吹き抜けになっていることから とっても光が採りやすいのですが、 仮に南にくっついて家が建っていて、 充分な光がリビングに採れそうにないのであれば、 あえて階段を南につくり 吹き抜けとなっている高い位置から 光を入れてやるようにすれば、 それだけで自ずとリビングは明るくなります。 なのに、階段は南につくるものじゃない という考えに固執してしまえば、 その解決策を自ら潰してしまうことになります。 また、あなたが洗濯物を室内干しするのであれば、 脱衣室を北ではなく、 南につくったほうがいいと思いませんか? 北では確実に日光が当たらないし 風通しも悪いのに対し、 南であれば日光もガンガン当たるし、 風通しもいいでしょうからね。 なのに、そのスペースを 南につくるなんてもったいない という固定概念にこだわってしまうと、 これまた自らベストな解決策を 潰してしまうことになります。 ということで、土地に合わせた ベストな間取りを完成させ そこで超快適な暮らしをしていくために、 まずはこの代表的な固定概念を 頭から取っ払っていただければと思います。 これだけでもより理想的な 間取りが出来上がるはずですからね。 それでは、、、
正しい図面の見方 広島 平屋ブログ
投稿日:2022年09月20日
「家族が増えて手狭になった・・」 「今の状態では部屋が足りない・・」 「収納からモノがはみ出している・・」 多くの方にとってこれらは 家を建てるきっかけとなる大きな理由だし、 さらに家族の人数が増える可能性があるとしたら、 現在の暮らしみたいにならないように 少しでも家を広くつくろうとしてしまいます。 しかし、家の価格は面積に大きく左右されるため、 そうすれば家の価格が高くなってしまい、 ローンにその負担がのしかかってくることになります。 おはようございます。 スタッフの上西です。
それゆえ、 家の予算を合理的に落とす方法、 つまり家を出来るだけコンパクトにする方法を 建てる前に知っておかないといけません。 もちろん、何でもかんでも 削ったらいいわけではないので、 いるモノはしっかりつくり、 逆にいらないモノだけを省くことによってです。 例えば、廊下をなくすとか、 使用頻度が少なそうな部屋をつくらないとか、 部屋の広さを必要最小限にする、 といった工夫ですね。 ✔︎収納も例外ではない!? そしてこの見直しは、 収納すら決して例外ではありません。 収納をたくさんつくれば、 それだけで収納不足が解消されるわけじゃないし、 床面積が増えれば、 ただただコストアップにつながるだけですからね。この3つの図は全て 2帖という広さでつくった納戸ですが、 ご覧いただければ分かるように、 棚のつくり方やドアの位置によって 収納出来る分量が大きく異なります。 では1つ1つ説明していきますね。 まずAの収納ですが、 1方向だけしか棚をつくっていないため、 幅1.69mの棚板を 何枚つけるのかによって、 収納量が違ってきます。 仮に棚板が2枚であれば 使える段数は3段になるので、 1.69m×3枚=5.07m分 棚があるということになるのに対し、 棚を5枚にしたら使える段数が6段になるので、 1.69m×6枚=10.14mになる といった感じです。 では続いてBの収納です。 つまり、もう1方向棚板を増やした場合ですね。 この場合、棚板の奥行きを30cmと仮定すると、 1.69m-30cm=1.39mの棚を クロスして設置することが出来ます。 その結果、クロス方向にも6枚棚板がつくため、 1.39m×6枚=8.34m分、 先程の場合より棚が増えることになります。 Cの場合はどうでしょうか? Cは収納への入り口を 少し真ん中にずらした場合です。 となると、反対方向にも 棚板を設置することが出来るので、 さらに1.39m×6枚=8.34m分、 棚が増えることになり、 Aの場合とは比べ物にならないぐらい モノが置けるようになります。 このように一口に2帖の納戸と言っても、 そのつくり方によって 収納量に雲泥の差が生まれるのが 収納の知られざる真実なんですよね。 まー、言われてみたら「あっ、そっか!」 という感じだと思うんですけど、 図面の見方を知らないと どうしてもこれに気付けないんですよね。 ✔︎そこに立っている目線で図面を見る! では、ここからは結論を述べたいと思います。 図面を見る時は上から眺めるのではなく、 そこに立っている目線で見てみてください。 そうすれば、 床面積で収納の量を判断するのではなく、 収納の中に存在する壁の量で 収納量を判断することが出来るようになります。 つまり、上から眺めているだけだと、 どうしても収納が足りないんじゃないかと感じてしまい、 悪戯に床面積を増やしてしまうのですが、 この見方が出来れば、 それが回避しやすくなるというわけですね。 というわけで、 不用意に面積を増やさなくても、 簡単に収納量を増やすことは出来るので、 この事実をあらかじめ知った上で、 家づくりをしていただければと思います。 ぜひ参考にしてください! それでは、、、
窓のつくり方について考える 広島 平屋ブログ
投稿日:2022年09月18日
「この頃のお家は窓が小さいなー」 「この頃のお家は窓が少ないなー」 親御さんも交えて打ち合わせをしていると、 時折親御さんからこのように言われることがあります。 そして、続けざまに 「窓が小さいと家が暗くなるよ」 という意見が飛んでくるわけですが、 では窓のサイズや数と家の明るさとの間には 一体どれくらい相関関係があるのでしょうか?おはようございます。 スタッフの上西です。
と、その前になぜここ最近のお家は窓が小さく、 また少なくなっているのか? その理由について簡単にお伝えしておきますね。 ✔︎構造の安定のため まず1つ目の理由が構造の安定のためです。 窓がつくところは、耐震壁をつくることが 出来なくなってしまいますからね。ただし、高い耐震性を持たせるためには、 ただ単純に壁を増やせばいいというわけでもなくて、 いかにバランス良く壁をつくることが出来ているのかも 合わせて大切なこととなります。 ✔︎快適性を高めるため 続いての理由がこれです。 いくら以前に比べて窓の断熱性能が高くなったとはいえ、 壁に充填する断熱材よりも 断熱性能が高いわけじゃないからです。
そして、断熱性能がより高いお家の方が、 冷暖房も効きやすく日々心地よく過ごせると同時に 温度差が生じにくいことから、 冷暖房機器がより少ないパワーで働くことが出来るので、 結果、電気料金の節約にもつながります。 ✔︎家を汚れにくくするため 続いての理由がこれです。 外壁を汚れさせる一番の原因は実は窓だからです。 窓の横から垂れじみがダラーっと 流れている光景をよく目にしません?
家の汚れが目立ちやすくなると、 必然的にメンテナンス周期が早まってしまうのですが、 そうなればランニングコストが割高になってしまうので、 とりわけ、よく目につく面は 窓のつくり方に気をつけるべきです。 ✔︎より収納力を高めるため 最後がこの理由です。 なんの関係があるのか いまいち意味が分かりませんよね? でも大いに関係があります。 例えば、3帖という広さの収納の 長手方向の長さは2.6mあるのですが、 この壁面に6段分棚をつくれば、 そこには15.6m分の棚が出来ますよね? しかし、換気がしたいからという理由で この壁面に窓をつくってしまったら、 一体どうなるでしょうか? その窓の前には何も置けなくなり、 その窓のサイズ分丸々収納が減ってしまう ということになりますよね? 具体的に、窓のサイズを 横幅1,5m、高さ1mとすると、 1.5m幅×3段分=4.5m分、 つまり約30%分も収納が減ってしまうことになります。 ✔︎比例しない窓の数と明るさ
そんなこんなで、 ちゃんとした意味を持って ここ最近のお家は窓が小さく、 また少なくなっているのですが、 そうなると大事なことが、 窓本来の役割を果たすことが出来る窓が つくれているかどうかということです。 つまり、光を採り込み風を通せるかどうか、 ということです。 例えば、光が入ってくる方向に大きな窓をつくり、 この窓からたくさんの光を期待していたものの、 そこが外から丸見えだった場合、 そこにはカーテンをせざるを得なくなります。 となると、多かれ少なかれ 光を遮ってしまうことになります。 また、場合によったらレースにとどまらず 遮光まで閉めざるを得なくなってしまうかもしれません。 こんな状態では、 窓の役割を果たしてないと言っても 過言ではありませんよね。 なので、家を建てる時は 周りから家がどう見えているのか ということまで想像しながら、 間取りとにらめっこしてくださいね。 窓が多ければ多いほど明るいわけでもないし、 窓が大きければ大きいほど明るいわけもありませんが、 カーテンありきの窓をつくってしまうと、 窓がより少なく、より小さくなった現在の家は、 よりいっそう家の中が暗くなるので、 気をつけていただければと思います。 それでは、、、
今から取り組むべき2つのコト 広島 平屋ブログ
投稿日:2022年09月16日
ニッセイ基礎研究所の調査によると、 現在65歳である平均年収500万円(40年勤務)の夫と 妻がパートの世帯の年金額は 月額21.6万円のようなのですが、 これが現在40歳の方となると 約20%ダウンの17.2万円となり、 現在30歳の方となるとさらに約20%ダウンの 13.1万円になるとのことです。 これに対し、 リタイアした後の夫婦の最低生活費は 約22.5万円だと言われているので、 これまで通りの価値観で年金を考えていると、 僕や(30第)僕より下の世代は とてもじゃないけど年金だけでは 暮らしていくことさえも出来ない社会になるようです。おはようございます。 スタッフの上西です。
とまあ、どうやら僕たちには 相当厳しい未来が待ち受けているようなのですが、 今のうちからコツコツ準備していけばなんとかなりそうなので、 今回はこのことについてお伝えしていきたいと思います。 ✔︎年金の支給を遅らせる まずこの年金支給額は、 そもそも65歳から受け取ることが 前提となっているのですが、 実は年金支給時期は早めることも出来れば 逆に遅らせることも出来ます。 早めようと思えば、 60歳から受け取ることが出来るし、 遅らせようと思えば、 75歳まで遅らせることが出来るという感じですね。 そして、早めればその分支給額が割安になるし、 遅くすればその分支給額が割高になるのですが、 もちろん僕たちは減額される年金を 少しでも増やすためには遅らせるしか方法はなく、 かつ、出来れば年金額が1.84倍になる75歳から 受け取ったほうがいいと思います。 (1ヶ月遅らせるごとに0.7%支給が増えるので、 120ヶ月遅らせると0.7%×120回=84%という計算です) 計算すると、 17.2万円×1.84=31.64万円(40歳の方) 13.1万円×1.84=24.104万円(30歳の方) となり、75歳以降は年金だけで なんとか暮らしていけそうですからね。 とはいえ、これを前提とすると、 僕たちは75歳までずっと 問答無用で働き続けないといけないわけなので、 そのためには、自分への投資を 今のうちからしていかないといけません。 ✔︎ずっと収入を得るための備え では、具体的にどのように考え、 どのように行動していくべきなのか、 考えていってみましょう。 まず考えるべきは、 そもそも現在勤めている会社が ずっと存在するのかということです。 その可能性が高く、 かつ、歳をとってもずっと そこで在籍していられそうだとしたら、 働きつつ新たにスキルを 身につける必要はなさそうですよね。しかしその可能性が低そうだとしたら? あるいは、その仕事をずっと やり続けられなさそうだとしたら? あるいは、その会社でずっと 雇ってくれなさそうだとしたら? 今のうちから自分なりのスキルを 身につけていかないといけません。 資格を取得する、教材や本を購入し独自なことを学ぶ、 人脈を広げるなど様々な手段によって、です。 そして、そのためには、 それなりのコスト(投資額)が必要となります。 また、それなりの収入を維持するためには、 高いパフォーマンスで 働き続けることが前提になると思いますが、 そのためには健康で居続けなければいけません。 そしてそのためには 今のうちから食事に気を付けたり 運動をしたりする必要があり、 もちろんこれにも それなりのコスト(投資額)が必要となります。 ✔︎ゆとり資金への備え さらに、今のうちから もう1つ取り組んでおくべきことが 老後に向けた貯蓄(投資)です。 というのも、 趣味を楽しむとか旅行に行くといった 余生を楽しもうと思えば、 最低生活費に上乗せして さらに10万円ぐらいは必要になるからです。 なので、仮にあなたが現在40歳で 95歳まで生きるとしたら、 老後20年のゆとり資金を働くことが出来る間に 貯めていかないといけないのですが、 子供たちが卒業するまでは とてもじゃないけど貯蓄する ゆとりを持てないはずなので、 実質は、子供たちが巣立ってから このお金を貯めていかないといけません。 現在の子供の年齢を7歳とし 22歳で大学を卒業するとしたら、 働ける35年のうち 15年は子供への投資のために貯蓄をし、 残りの20年は老後のために 貯蓄をしていくというイメージですね。 10万円×20年×12ヶ月=2400万円 20年×12ヶ月=240回 2400万円÷240回=約10万円は、 子供が巣立った後の20年間 最低でも毎月貯めていくべきだというわけですね。 ✔︎そんなこんなで結論 を、まとめようと思います。 あくまで個人的な意見ですが、 これからは共働きが必須であることは間違いなく、 かつお互い働き続けていくべきだと思います。 そして、 子供たちへの投資と老後のゆとり資金のために、 奥さんの給料には 一切手をつけないようにすべきだと思います。 なので、これからあなたが家を建てるとしたら、 ご主人の所得の範囲で家づくりをすべきだと思います。 もちろん、建てた後の維持管理コストも含めて、です。 もしかしたら、これはかなりシビアに 将来を見積もり過ぎているのかもしれないですが、 楽観的に考えていて後から取り返しがつかなくなるよりは、 悲観的に考えておいて、 後からより一層ゆとりが出来た方が絶対に良いと思うので、 ぜひこの記事を頭の片隅に置いていただき、 無理のない予算で家づくりを行っていただければと思います。 それでは、、、
現実的な間取りづくり 広島 平屋ブログ
投稿日:2022年09月10日
寝る時間以外ずっと 家族みんなが過ごすリビングを、 いつもスッキリ生活感ゼロ状態で 保ち続けるのはホント難しいことです。 でも、来客をもてなすのもここだし、 家具も含めて一番気合を入れて コーディネイトしているのも間違いなくここなんで、 せっかく家を建てるんだったら、 なるだけキレイが持続出来るようにしたいですよね。 おはようございます。 スタッフの上西です。
そして、この問題を解決する鍵を握るのは 「間取り」なんですが、 ではどうすればいいのか? 原因を1つ1つあぶり出しながら、 答えを見つけていってみましょう! 生活感の原因1↓ 子供のモノで溢れかえる・・ 子供たちは、 お母さんの姿が見える場所で居ようとするので、 リビングかダイニングで大半の時間を過ごします。 そして、そこには子供たちが常時使うものが 溢れかえっていると思います。 おもちゃ・絵本・ゲームなどですね。 (ソファーの上も占領するかもです) それゆえ、 リビングに子供たちのおもちゃを入れる家具や 絵本を置く本棚などを置くことによって、 少しでも片付けやすくしようとするのですが、 そもそも子供たちがいちいち使ったものを きちんとそこに片付けてくれるかというと、 まーそれは、ほぼほぼ無理な話ではないでしょうか。
そして、あなたも 最初のうちは気合を入れて片付けて 生活感のない状態を維持しようとするのですが、 いつの間にかそのいたちごっこに疲れてきて、 徐々に片付ける気力を失っていくことになる可能性が かなり高いのではないかと思われます。 極め付けに学校に行きだしたら、 ランドセルの定位置もリビングになりますしね。 生活感の原因2↓ ソファーと椅子が物置と化す・・ そして、2つ目の原因がこれです。 いつも着る服を、 いちいち自分の部屋のクローゼットまで持っていくのは、 誰でも面倒くさいですからねー つまり、この話は子供たちに限ったことじゃなく、 大人にも言えるというわけですね。 実際、僕もいつも着ている服やパンツは、 ダイニングチェアーにかけっぱなしにしていますしね(笑) だって、リビングで服を着替える僕にとっては、 服やパンツが寝室のクローゼットではなく ここにあるのが一番便利ですからね。 子供たちに至っては、 制服も家で過ごす用の私服も寝る時のパジャマも全部、 ソファーの上に放りっぱなしにしていますしね。 間違いなく、ここにあるのが 一番使い勝手がいいんでしょうね(笑) ✔︎解決策について考える では、ここから解決策を考えていこうと思うんですが、 この2つの原因はさらに深掘りしてみると、 1に関しては「子供部屋をうまく使えてないこと」 2に関しては「リビングに必要な収納がないこと」 だと推測出来ますよね。 なので、解決策としては、 「子供たちが使いやすい場所に子供部屋をつくること」 そして「リビング周辺に必要な収納をつくること」 ということになります。 例えば子供部屋を2階につくった場合、 小さな子供たちはその部屋を使いやすいでしょうか? 他方、子供部屋を1階につくると、 小さな子供たちは2階にあるのに比べて 自分の部屋を随分と使いやすくなるのではないでしょうか? そして、おもちゃも絵本もゲームも 自分の部屋に置いてもらってそこで遊ぶようにすれば、 散らかりっぱなしでもそう気にならないですよね。 また、同時に寝室も1階につくることが出来たとしたら、 リビングと同じフロアに すべての部屋と収納があることになるので、 衣類の片付けも面倒じゃなくなり 自分の部屋に片付けてもらいやすくなるのではないでしょうか? 子供たちが自分の部屋を使いやすくなれば 確実にリビングは散らかりにくくなるでしょうし、 余分な部屋をつくる必要もなくなるので 幾分コストだって浮くでしょうしね。 ということで、間取りを考える時は 実際の日々の暮らしの姿を思い浮かべながら 考えてみていただければと思います。 それでは、、、
家事動線を気にしなくていい家とは? 広島 平屋ブログ
投稿日:2022年09月6日
間取りを考える上で、 「家事動線の良さ」はとっても重要なことです。 仕事に家事に、そして育児に忙しい 奥さんの負担を和らげるためには、 絶対に欠かせない要素ですからね。 しかし、この問題は、 ある固定概念に縛られていたままだと、 実はどれだけ考えても、 スッキリ解決出来ないんですよね・・・おはようございます。 スタッフの上西です。 例えば、洗濯機が1階にあるのに 干し場が2階だとしたら これはスムーズな動線だとは言えません。 たとえキッチンと脱衣室を 隣り合わせにつくったとしても、です。 水気を含んだ重い洗濯物を持って 階段を上るのはしんどいし、 ましてや何回にも分けて 持ち運びしなければいけないとしたら、 それだけで結構な労力ですからね。 そこで、この労力を少しでもカットするために 1階のキッチンか脱衣室に勝手口をつくり、 そこから出たところに干し場をつくるというアイデアを 多くの家が採用しているのですが、 これはこれで洗濯物の取り込みが大変だ という壁にぶち当たります。 勝手口を通じてリビングと外を 何回も行き来しないといけないからです。 その上、勝手口から外に出て干すとなると お隣さんやご近所さんと 鉢合わせすることが多くなるため、 さすがにパジャマやノーメイクといった 油断した状態では出にくいですしね。 そんなこんなで、 これも完璧な解決策とはならないというわけです。 では、2階に洗濯機を置くという アイデアはどうでしょうか? つまり面倒な階段の行き来をなくせる上、 干し場は近いし、片付けるのも近いし、 かつ人目も気になりにくいというアイデアです。 この場合、洗濯機とともに、 お風呂場も2階になると思いますが、 リビングダイニングキッチンと水回りが離れるのが 不便かどうかが争点となります。 あと、衣類をどこに収納するのかも よく考えないといけませんよね。 いつも使うものやいつも着るものは、 リビングの近くにないと不便だし、 この不便さの積み重ねこそが、 結果的にリビングの散らかりにつながりますからね。 じゃあそれを解決するために、 水回りとともにリビングダイニングキッチンも 2階に上げてみましょう。 かつ、2階に衣類収納もつくってみましょう。 となると、ずいぶんと生活しやすくなりそうですが、 この場合の問題点は歳をとってからですね。 足腰が悪くなってしまったら 階段が苦痛になりますからね。 もちろん、土地面積や立地上 そうせざるを得ない場合は、 そんなことも言っていられないですが、 もし敷地にゆとりがあるとしたら、 これもあまり現実的な解決策じゃなさそうですよね。 ✔︎ある前提をなくしてみるだけ と、ここまで、 家事動線が良くなりそうな解決策を いくつか考えてみたんですが、 これらにはある前提条件があることに お気づきいただけたでしょうか? そうです! どれも家が2階建てであることが 前提条件なんですよね。 つまり2階建てである以上、 どんなに工夫してもどこかしら 家事動線に問題が発生するというわけですね。 では平屋だと家事動線の問題は 完璧に解決するのでしょうか? まず平屋の場合、 洗濯機も干し場も取り込み場所も衣類の収納場所も 全て同じフロアになるので、 その移動はかなり楽になります。 しかし、干し場が勝手口から出た場所だとしたら、 先程と同様に取り込む作業には手間がかかるし、 お隣さんやご近所さんと鉢合わせしてしまいます。 それゆえ、周りのお家との兼ね合いも考えつつ、 どこに干し場をつくるのかをよく考える必要があります。 つまり、お隣さんやご近所さんから 見えない場所に干し場をつくるためには どうしたらいいかを考えなければいけないというわけですね。 これさえ出来れば、 家事動線なんて気にしながら 家を建てる必要がなくなります。
平屋だとそもそも移動が水平だけだし、 その距離もほんのわずかだからです。 また、すべての部屋と収納が同じフロアにあるので、 それぞれの部屋と収納をフル活用しやすいからです。 ということで、 「家事動線がいい家にしたい」とお考えであれば、 そもそも2階建てありきで 家を考えないようにしてください。 とはいえ平屋の場合は プライバシーが担保されてないと、 2階建て以上に居心地が悪くなっちゃうかもしれないので、 あくまでその点には要注意ですけどね・・・ それでは、、、
キッチンの生活感を薄めるアイデア 広島 平屋ブログ
投稿日:2022年09月1日
現在の住まいは対面式キッチンが一般的ですが、 この場合、対面式キッチンの前に壁を立ち上げて 手元を隠すように仕上げます。 かつ、その壁の天端には キッチンから食卓へ料理の受け渡しがしやすいように、 お皿が置けるぐらいの奥行きでカウンターをつくります。 と、これが現在の家のスタンダードなのですが、 この仕上げはいざ暮らしてみると 生活感を漂わせる大きな原因となります。おはようございます。 スタッフの上西です。
理由は簡単。 そのカウンターの上に調味料や薬や手紙や 鍵や爪切りやハサミやなんやらと、 細々としたものをついつい置いちゃうからです。 (心当たりありません?) 料理の中継をするにしても 使う時間なんてほんのわずかだし、 なんせ、その高さが一番モノを置きやすいので 仕方ないんですけどね’。 で、気づいてみたら、 結局カウンターキッチンを回り込みながら 料理を運んでいるって感じです。 かつ、キッチンカウンターの上に 無造作に置かれた物のせいで、 生活感が漂うことになってしまうというわけです。 また、キッチンカウンター同様に リビング側から一番見えるのは、 キッチン背面に置く冷蔵庫や家電製品などですが、 冷蔵庫ってなんやかんやとペタペタ貼ってしまうし、 オーブンレンジやジャーの付近にも、 ついつい鰹節やパンなんかを 無造作にパッと置いたりしちゃいますよね? つまりこのキッチンの仕上げ方は、 下手をしたら住み始めて数ヶ月もしないうちに 生活感溢れる家になっちゃうのかもしれない というわけです。 というより、角度を変えて考えてみたら そうならざるを得ない間取りのつくり方を しているのかもしれません。 ✔︎この問題の解決策! そんなこんなでここからは、 この生活感問題の解決策について 考えていきたいと思います。 まずキッチン前のカウンターですが、 単純に何も置けないように してしまうというのはどうでしょうか? こうすれば出来上がった料理を そこに置けなくはなりますが、 逆に言うとそこになにも置けなくなるので、 リビングやダイニング側から見た時 キッチンがスッキリと見えます。続いて、キッチン背面の冷蔵庫や家電に関してですが、 これらもリビングやダイニング側から 見えないようにしてしまうというのはどうでしょうか? つまり、キッチンの背面に 大きな収納(パントリー・納戸)をつくり その収納に全て隠してしまうというわけですね。 そうすれば冷蔵庫にペタペタと貼っても、 リビングやダイニング側から一切見えないし、 家電の周りに無造作にいろんなものを置いていたとしても、 リビングやダイニング側から一切見えません。 とはいえ、 こうすると生活感は一気に薄れるものの 日常的に使いやすいのかという 疑問が湧いてくると思います。 でも、この場合実は冷蔵庫に関して言うと、 ドアの方向が変わるだけで冷蔵庫の位置は変わりません。 ゆえ、冷蔵庫に至っては一切使い勝手が悪くなりません。 他方、家電に至ってはすぐ後ろではなく 数歩移動しなくてはいけなくなるので、 これに関して賛否両論だと思います。 それが面倒じゃなければ隠してしまえばいいし、 それが面倒なら、よく使う家電だけは隠さず 後ろに置くようにすればいいという感じですね。 まー、家電に関しては 使いやすさとの兼ね合いがあると思うので、 あくまで一つの考え方として 頭の隅っこに置いてもらえたらと思います。 ✔︎死角が出来るのも魅力! そして、キッチン背面に収納をつくった場合、 リビングやダニング側から 見えない場所に壁が出来るのも 実は隠れた大きなメリットです。
冷蔵庫に色々貼らなくても、 その死角の壁にゴミの日程表や子供の行事表、 お手紙などを貼ることが出来るし、 ホワイトボードや黒板といった アイテムを掛けたり出来るわけですからね。 見えない壁をうまく活用して、 絶対に出てしまう生活感を見えない場所に止めておく というテクニックですね。 ということで、 難易度が高いキッチン周りの生活感を 可能なかぎりなくすためのこういったアイデアも ぜひ覚えておいていただければと思います。 それでは、、、