窓に対する固定概念 広島 平屋ブログ
投稿日:2022年06月23日
多くの方が、 「窓が多い家ほど明るい」 「窓が大きい家ほど明るい」 と考えがちですが、 実際は大して相関関係はありません。 理由は、窓をたくさんつくっても、 また、窓を大きくしても、 そこにカーテンをつけることで、 そこから入ってくる光を閉ざしてしまうからです。 他方、窓の数を減らしたとしても、 また、それらの窓がそれほど大きくなくても、 カーテンがいらない窓さえつくることが出来れば、 日中ずっと自然光だけで、 過ごすことが出来る家になります。また、それだけじゃなく、 窓が少なくなれば その分コストカットも出来るし、 断熱性と耐震性が高くなり、 かつ外壁が汚れる原因が減り、 なにより窓掃除の手間を減らすことが出来ます。 おはようございます。 スタッフの上西です。
さて今回も、 前回に続いて窓のことについて お伝えしていきたいと思います。 今回は、窓の本数を減らすための 現実的な考え方について、です。 ✔︎部屋に2つ窓は必要なのか? 一般的に寝室や子供部屋には、 2か所窓を設置します。 理屈としては、 2か所窓があれば風が通るからと、 2か所窓がないと 部屋が暗いような気がするからだと思います。 しかし、4面ある部屋の壁のうち、 2面に窓をつくってしまった場合、 部屋に十分な壁がなくなってしまいます。 残りの2面もクローゼットのドアと 部屋への入り口のドアによって 壁がなくなっているからです。 その結果、家具をどこに置くか、 エアコンをどこにつけるか、 換気扇をどこにつけるか、 コンセントをどこにつけるか、 などに頭を悩ますことになります。 つまり、壁が少なくなればなるほど、 その後の詳細打ち合わせが 難しくなってしまうというわけですね。 ✔︎2つの解決策 では、この解決策を考えてみましょう。 1つは、部屋を大きくすることです。 部屋の面積を広げれば、 その分、壁面積も広がるからです。 しかし、この方法は コストが上がってしまうという デメリットがあります。 仮に、1.5帖広げたとしたら、 ざっと45万円ぐらいは 高くなってしまうという感じですね。 そして、もう1つの解決策が 窓の本数を1本にすることです。 そうすれば4つの面のうち1つは、 全て壁になるからです。 これだけで、ずいぶんと 打ち合わせがしやすくなると思うし、 窓が減った分、 家のコストを下げることが出来ます。 ただし、この場合、 家の中が暗くなるんじゃないか? という不安と、 風が通らなくなるんじゃないか? という不安が頭をよぎると思うので、 この2つを解決しないといけません。 家の中を暗くしてしまわないためには、 カーテンがいらない窓にするということですね。 では、風通しに関しては、 どのように考えればいいのでしょう? これに関しては、 窓を開けて換気をする時の状況を 頭に思い浮かべてみてください。 換気をする時、 あなたは部屋のドアを 締め切ったままでするでしょうか? おそらく、室内のドアも全部オープンにして、 家全体で風が通るように 換気するのではないでしょうか? また、四季がある日本では、 季節によっては窓だけでは 十分な換気が出来ないことから、 24時間換気システムが義務化されており、 その結果、窓を開けて換気しなくても、 必然的に家の空気が入れ替わるようになっています。 そんなこんなで、風通しに関して、 そこまで神経質になる必要はないと思います。 っていうかカーテンありきの窓は、 基本的に窓が開けられないので、 そもそも風通しもクソもないですしね。✔︎1つ1つよく考えてみること このほか、収納にも 本当に窓が必要なのかどうかを よく考えるべきです。 北以外の方角に窓をつくれば、 日光で日焼けしてしまうかもしれないし、 窓をつくればその分壁が減ってしまうので、 それに連動して収納力も減ってしまうからです。 トイレに関しても、 実は、窓がなくても全く問題ありません。 トイレには24時間換気システムの 排気がついていて、 そこから家の中の汚い空気や湿気を 外に排出しているからです。 つまり、換気システムさえオンにしておけば、 トイレが臭くなることはないということですね。 トイレの窓は開けっ放しにしやすいし、 開けっ放しにしてしまうと、 そこから排気した汚い空気を 再び家の中に入れてしまうかもしれないし、 風によって室内のドアが 「バタン・バタン」と閉まるため、 静かな夜その音が怖く感じる なんてこともあり得ますしね(笑) お風呂に関しても、 窓がないとカビが生えやすい イメージがありますが、 ここも24時間ずっと換気しているため、 実は窓がなくてもそう問題ありません。 とはいえ、お風呂に関しては 個人的には窓があった方がいい と思っているので、 わざわざなくす必要はないですけどね。 まっ、これらは あくまで僕個人の意見なので、 ほどほどに参考にしてもらえたらと思います。 あくまで大事なことは、 カーテンありきの窓をつくらないということ、 そしていらない窓はつくらないことなので、 その点は覚えておいてくださいね。 それでは、、、
窓を殺す考え方と活かす考え方 広島 平屋ブログ
投稿日:2022年06月16日
ご覧いただければ分かるように、 弊社では、リビングダイニングキッチンに使う窓は、 天井の高さと同じサイズのものを使っています。 天井と窓の高さを合わせることによって そうじゃない窓を使った場合より はるかに抜け感が出るし、 室内により多くの光を 採り込むことが出来るからです。 また、光が天井までしっかり届くため より室内を明るく感じさせてくれるし、 窓枠も必要じゃなくなるため、 窓枠の上にたまったホコリを 取る必要もありません。 そんなこんなで、 この窓を標準的に使っているのですが、 とはいえ、このハイサッシを使う場合、 気を付けなければいけないことがあります。 おはようございます。 スタッフの上西です。 さて今回は、 前回の内容にちょっと補足して、 「窓」のことについて お伝えしていきたいと思います。 ✔︎カーテンが必要な窓にしない ズバリ気を付けなければならないことは、 まさにこれです。 例えば、光がたくさん入ってくるからと、 日当たりが良い場所に その窓をつけたとしても、 同時にそこから人の視線が 入ってきてしまうとしたら、 そこにはカーテンが必要になります。 となると、その窓から入ってくる光を 遮断してしまうことになります。 レースだけでその視線が 遮断出来るのならまだしも、 ドレープカーテンまで 閉めざるを得ないとしたら、 全くと言っていいほど 光が入ってこなくなっちゃいますからね。 いつもカーテンが閉まったままだと、 庭も空も見ることが出来ませんしね。 また、その窓は おそらく防犯的にも不安を感じるし、 台風時も強い風がバンバン当たるので、 カーテンと同時にシャッターが 必要になると思いますが、 窓が天井まである場合、 とてもじゃないけど女性では そのシャッターに手が届きません。 結果、手動シャッターではなく、 電動シャッターにせざるを得なくなり、 無駄に家をコストアップさせてしまいます。 つまり、ハイサッシを使う場合、 設置場所をよく考えてつけないと、 家の中が暗くなるだけじゃなく 無駄にコストアップを招いてしまう ということなんですよね。 ✔︎窓の特徴と見え方に配慮する さらに、弊社が建てる家の多くが 平屋なのですが、平屋の場合 すべての窓のつくり方に注意しなければいけません。 すべての窓が歩く人や近所の人の視線に さらされているわけですからね。 例えば、弊社では視線が気になる場所には、 横すべりだし窓を標準的に使い、 かつ、フロストガラスを標準的に使っています。 この四角形の窓ですね。
理由は、この窓は上に向かって開くのですが、 それほど窓が開かないため 視線がほとんど入ってこないこと、 そして、窓が軒代わりになるので、 小ぶりの雨程度なら全く中に入ってこないことです。 つまり、天気の日はもちろん、 小ぶりの雨程度なら、 ずっと窓を開けておくことが出来るというわけですね。 フロストガラスを使っていることで、 外から中も見えないので、 カーテンだって必要なくなりますしね。 また、この窓じゃなく、 引き違い窓(一番ポピュラーな窓です)を使う場合、 窓を開けた時、どうしても視線まで 一緒に取り込んでしまうのですが、 この問題も設置する高さを変えただけで一気に解決します。 例えば、一般的には、 窓の高さは床から2mの位置に揃えるのですが、 引き違い窓をこの高さに設置すると、 外から家の中が丸見えになってしまいます。 そこで窓の高さを床から2mではなく、 あえて天井と合わせてみたらどうでしょうか? 窓の高さが40cm上がることによって、 外から家の中が見えにくくなります。 理由は、外の地面は家の床よりも60cmほど低いため、 仮に窓そのものの高さのサイズが70cmだとしたら、 2m40cm(天井高)-70cm(窓高)+60cm(地面と床の高さ差) =2m30cmが、外から見た時の一番低い窓の高さになるからです。 結果、その窓にもカーテンが必要なくなり、 その分コストをカット出来るし、 より多くの光を家の中に採り込むことが出来ます。 いかがでしたか? このように窓のつくり方一つで、 家のコストも、家の明るさも、 家の快適性も格段に変わってくるのが、 家づくりの隠れた現実の一つです。 なので、暗くて閉鎖的に家にしないために、 窓のつくり方にも配慮しながら 家づくりをしていただければと思います。 それでは、、、
美しさと機能性の共存 広島 平屋ブログ
投稿日:2022年06月13日
おはようございます。 スタッフの上西です。 さて、今回は 「美しさと機能性の共存」 というテーマについて、 お伝えしていきたいと思います。 携帯電話しかり、家電製品しかり、 いろんなプロダクトが、 美しさと機能性が共存出来ている中、 どうも家に関しては、 「美しい家=使い勝手が悪い」とか、 「美しい家=住み心地が悪い」 というイメージが、 未だ拭えてないような感じなので、 その誤解を全力で解いていきたいと思います。 ✔︎美しさと機能性が共存出来ない理由 では、なぜこと家に関しては、 美しさと機能性が 共存出来ないのでしょうか? 内装は美しく仕上げることが出来るのに、 こと外装に関しては、 お世辞にも美しいとは言えない 家が大量生産されるのでしょうか? ここには2つの理由があると考えます。 まず1つ目が、 美しい家にするために どうすればいいのかを建築会社が そもそも知らない、ということです。 知らないことは、 どう頑張っても実現不可能ですからね。 また、人は基本的に、 知らないことや新しいことは 否定したくなるものです。 例えば、投資を全くしたことがない人は、 投資について否定的になるでしょうし、 太陽光発電に否定的な意見を持つのは、 太陽光発電をつけてない人だったりします。 それと同じ理由で、 弊社が建てる家のような 外観デザインが美しい家の つくり方を知らない人たちは、 もっともらしい意見を述べ、 意図的に潰そうとしているのでは ないでしょうか。 「使い勝手が悪い」とか、 「家の中が暗い」とか、 「コストが高くなる」とか、 「メンテがしにくい」とか、 聞いた人が思わず後ずさりしてしまうような 理由を述べることによって、です。 そんな家を見たこともなければ、 体験したこともないのに・・・ そして、2つ目の理由が、 外観のことも考えながら、 間取りを考えていないこと、です。 つまり、間取り図と ずっとにらめっこしてしまっている ということですね。 間取り図だけを見て、 間取りをいじってしまうと、 確実に家のデザインは崩れていきます。 変な場所に窓が出来てしまったり、 窓が不均一になってしまったり、 正面に換気扇やエアコンの室外機&配管などが 出てしまったりするからです。 また、デザインを美しくするためには、 縦横のバランスがとても大事だし、 重心を低くした方がいいので、 平屋を基本とすべきなのですが、 一般的には2階建てが基本となっているため、 どうしてもデザインが崩れやすくなってしまいます。 そんなこんなで、 機能性はいいんだけど、 なんだかデザインがパッとしない家が 出来上がってしまうわけです。 ✔︎美しい家は機能性が悪いのか? 例えば、弊社では 基本的に平屋を提案するのですが、 平屋の場合、問題が発生しやすいのが 防犯面とプライバシー面です。 ゆえ、その問題を解決するために、 出来るだけ窓の数を減らしつつ それらの窓全てから たっぷりと光が採り込めるように、 カーテンが必要じゃない窓だけを つくるようにしています。 こんな感じですかね。この結果、ご覧いただければ分かるように、 美しい外観のお家が出来上がります。 間取りが分からないことから、 プライバシーも担保され、 家の中での居心地がメチャクチャいいし、 防犯的にも優れているため、 安心して過ごしていただけますしね。 また、弊社では 窓の高さと天井の高さを揃えているのですが、 窓が大きくなれば その分光もたくさん入ってくるし、 かつ光も拡散しやすくなるし、 天井まで明るくなることで より家の中が明るく感じられます。 こんな感じですかね。
抜け感もあって、 より開放感を感じながら 暮らしていただけそうですし、 カーテンがいらないということは カーテンを洗う必要もなくなりますしね。 さらに、家の中のドアも 窓同様に天井と高さを揃えて設置していますが、 こうすることで天井がずっと続き 空間に奥行きが出るため、 より開放感を感じていただきやすくなります。 この違いですね。 機能面で言っても、 ハイドアはドア枠が必要ないことから、 ドア枠の上の埃掃除もしなくて済みますしね。
と、窓とドアのことを お伝えさせていただいたのですが、 デザインを美しくする工夫をしたことによって 果たして機能性が 犠牲になってしまっているでしょうか? もちろん、なっていませんよね。 まっ、とはいえ「百聞は一見に如かず」なので、 これから家を建てようと思っている方は、 ぜひ一度、弊社のお家を 見に来てもらえたらと思います。 それでは、、、
日当たりが悪そうな50坪の土地に建つ平屋 広島 平屋ブログ
投稿日:2022年06月7日
おはようございます。
スタッフの上西です。
さて、今回も引き続き、
最近たて続けにご紹介している
K様宅について、
お伝えしていきたいと思います。
3方向グルリと家に囲まれた
東向きの50坪の土地に建つ
「平屋」のお家です。
真っ白とシルバーの
コンビネーションが美しい
窓がないシンプルなファサードのK様宅。
斜めにカットされた壁の奥から、
チラリと顔を覗かせている天然の木が、
シンプルさの中に温かみを与えてくれています。
そして、天然の木が貼られている場所が
U様宅の玄関なのですが、
そのドアを開けた瞬間、
その外観からは想像もつかない
眩い世界が目の前に広がります。
玄関を前に進むと
暮らしの中心となる
リビングダイニングへと続きますが、
この空間へも絶え間なく明るい光が差し込み続け、
心地よい光に包まれながら過ごしていただけます。
この明るさは、
たとえ雲で太陽が隠れていようと
たとえ雨が降っていようと
そう衰えるわけでもありませんしね。
また、空を眺めながら
ダイニングで食事をしていただけるし、
リビングの畳コーナーで
ゴロゴロしていただけるし、
キッチンで食事の準備をしていただけるのも、
U様宅の大きな魅力の1つです。
開放感を感じながら
日々過ごしていただけるわけですからね。
かつ、外が感じられるということは、
光の移ろいや四季の移ろいを
感じながら過ごしていただけるので、
日々の暮らしに彩りを与えてくれるでしょうしね。
キッチンを横に進むと、
「中庭」に沿って少しばかり廊下が続くのですが、
その廊下脇に位置するのが洗面脱衣室です。
そして、この廊下にある窓は、
南向きとなっているのですが、
南に隣接して建つ2階建ての家から
十分に距離をとった場所に窓をつくっているため、
南の家の2階から家の中を覗き込まれることもなければ、
直射日光も絶え間なく差し込み続けます。
結果、この廊下は外だと乾きにくい真冬や
花粉が飛散する時期は、
絶好の室内干しの場となるし、
それ以外の時期も洗濯機から干し場となる「中庭」まで、
ほんの数歩で辿り着くため、
その作業が劇的に楽チンになります。
(イメージ的にはアパートで住んでいる時と同じ感覚で
この作業が出来るって感じですかね?)
また「中庭」はリビングにも面しているため、
乾いた洗濯物をリビングに取り込むもよし、
あるいは、たたんだりアイロンも出来るようにと
広めにつくった洗面脱衣室に取り込むもよし、
という感じだし、
かつ、すぐに片付けられるようにと、
衣類収納も洗面脱衣室の近くにつくっているので、
これらの作業のために
あちこち動き回らなくていいのも、
K様宅の大きな魅力の1つです。
いかがでしたか?
日当たりが悪そうな50坪の土地に
平屋を建てたとしても、
明るくて開放的な日々の暮らしと、
使いやすく生活しやすそうな住まいを
ご想像いただけたのではないでしょうか?
人生100年時代を迎えると言われている中、
建てたお家で過ごす時間を
より快適で、より豊かなものにすることが、
間違いなく家づくりの核だと思います。
なので、自分自身の暮らしに合った
家づくりをすることが出来るよう、
日々の暮らしをイメージしつつも、
周囲の環境との兼ね合いも考えながら、
間取りを考えるように
していただければと思います。
それでは、、、
明るさと使いやすさと居心地の良さと 広島 平屋ブログ
投稿日:2022年06月2日
おはようございます。 スタッフの上西です。 さて、 今回は分譲地内に建つK様宅について、 お伝えしていきたいと思います。 K様宅が建つ土地は東向きの50坪の土地で、 南、北、西に隣接して2階建ての家が建っており、 かつ土地の間口も狭いため、 パッと見は日当たりが悪そうに見えます。 それゆえ、こういった土地には、 一般的には2階建ての家を建て、 かつ出来るだけ全ての部屋を南向きでつくり、 その部屋の南には大きな窓をつくることと思います。 日陰となる部分を避け、 直射日光が当たりそうな場所だけで 家を建てるようとするからです。✔︎そして住みだしてから現実を知る しかし、南につくった大きな窓は もちろん外から丸見えにもなってしまうので、 間違いなくそこにはカーテンが設置され、 かつ、それらは開けられることなく 月日が過ぎ去っていくことでしょう。 また、カーテンだけにとどまらず、 防犯や飛散物からガラスを守るための シャッターまで設置され、 暑さを遮断するために、 それらまで閉じられた状態になります。 そして、家の中が暗くなってしまうという 悲しい結末を迎えることになります。 これが、一般的な間取りのお家が 実際に住み出してから直面する現実です。 ✔︎解決策とその考え方 では、住んでビックリみたいなこの状態を 事前に防ぐためには、 一体どのようにすればいいのでしょうか? その方法は、 より多く窓をつくるのではありません。 窓をたくさんつくっても、 結局、丸見えになってしまうのでは、 カーテンやシャッターで光を防いでしまうだけだし、 窓をつくればつくるほど、 耐震も温熱も悪くなってしまうし、 コストも高くなってしまうだけだからです。 この問題を解決するためには、 直射日光が必要な場所とそうじゃない場所を あらかじめ理解しておく必要があります。 例えば、玄関もリビング同様に 明るくしたいと思うでしょうが、 そのために直射日光は必要でしょうか? ですよね。必要じゃないですよね。 また、寝室はどうでしょうか? 日が沈んでいる時間に利用するこの部屋に、 果たして、日当たりの良さを 求めるべきなのでしょうか? 子供部屋に至ってはいかがでしょうか? 子供たちが家を出て行った後、 どのように使うかまで考えながら 家を建てるとしたら、 その部屋の日当たりの良さは あなたにとって欠かせない条件なのでしょうか?
では、逆にみんな当たり前のように 洗面やお風呂場を日が当たらない場所に配置しますが、 あなたは本当にそれでいいのでしょうか? 室内、室外にかかわらず洗濯を干す場所は、 日当たりがいい場所にしたいと お考えにならないのでしょうか? かつ、その動線も少しでも楽にしたい とお考えになるのではないのでしょうか? 干すにしても、取り込むにしても、 また片付けるにしても、 少しでも無駄のない間取りにしたいと お考えなのではないでしょうか? 今、お伝えさせていただいた内容は、 全て、冒頭の家の間取りのつくり方とは、 真逆の考え方と言っても過言ではありません。 しかし、この考え方に基づいて 間取りを考えることが出来れば、 圧倒的に明るくて、 圧倒的に使いやすくて、 圧倒的に居心地がいい住まいを どんな土地でもつくることが出来ます。 少々前置きが長くなってしまったので、 本題のK様宅については、 次回、実況していきたいと思います。 それでは、、、