イニシャルコストとランニングコスト 広島 平屋
投稿日:2020年08月18日
家の大きさは、 単純に建築費用を左右するだけじゃなく、 それに付随して様々な費用も左右します。 例えば、冷暖房の消費電力も違ってきます。 面積が広くなった分体積も大きくなるからです。 また、建物にかかる固定資産税や 都市計画税も違ってきます。 では、土地の広さに関してはどうでしょうか? もちろん、家が大きくなれば、 その分広い土地が必要となりますよね? そして、土地の面積が広がるとともに 土地の固定資産税や都市計画税も高くなります。 また、土地が広くなれば、 その分、外構工事費用も高くなってしまいます。 つまり、家の大きさは、 単純に建築コストに影響を与えるだけじゃなく、 こういった費用にも大なり小なり、 影響を及ぼすというわけですね。 ✔家をコンパクトにするためには? それゆえ、家づくりの予算を抑えるためには、 家を大きくしないことが重要なのですが、 とはいえ、やみくもに家を小さくしたのでは、 住みにくい家をつくってしまうことになるので、 必要・不必要をよく精査しなければいけません。 例えば、“廊下”などは、どうでしょうか? 廊下は、部屋と部屋をつなぐための、 ただ通るだけのスペースなのですが、 この廊下をつくることによって、 家の中には温度差が生まれやすくなります。 廊下へと続くドアは、 基本ずっと閉めっぱなしになるからです。 結果、夏は涼しい部屋と暑い部屋の差が 極端に出てしまうことになります。 また、冬は暖かい部屋と寒い部屋の差が、 極端に出てしまうことになります。 部屋の数や広さなども、 廊下同様によく考えてみてもいいところです。 例えば、お子さんが3人いらっしゃるとして、 それぞれの子どものために、 6帖ずつの広さで部屋をつくってあげるとしたら、 6×3=18帖というスペースが必要になります。 しかし、子どもたちは、 かつてあなたがそうしたように、 やがて出て行くのではないでしょうか? つまり、ずっとその部屋を 使い続けるわけじゃないということです。 この子ども部屋にも、 廊下同様にコストがかかっており、 18帖という広さには、 約450万円コストがかかっているのですが。 もし、この広さを縮めることが出来るとしたら 建築コストを抑えることが出来るようになります。 そして、その浮いたお金を、 子どもたちと遊びに行く費用や、 子どもたちの教育資金などに、 使うことが出来るようになります。 これらは、ほんの一部ですが、 少しずつでも、無駄かもしれない部分を カットすることが出来れば、 家をコンパクトにすることが出来、 結果、余分な建築コストと、 それに付随する余分なコストを、 抑えることが出来るようになります。 一生に一回の買い物だから妥協したくない・・ 後悔したくないからやりたいことを全部詰め込みたい・・ この気持ちも分かります。 しかし、その強い想いに縛られすぎて、 あなたのこれからの大切な人生を 犠牲にするようなことだけは、 絶対にしないでください。 あなたのこれからのためにも、 そして未来ある子どもたちを育てていくためにも、 もっと現実的に、もっと合理的に、 家づくりを考えていただければと思います。![]()